日本のグランドキャニオンと言われる足尾の中倉山へ

2019年6月1日、栃木県日光市足尾町の中倉山へ山登りに行ってきました。

足尾といえば、銅山の鉱毒事件で有名な場所です。その影響からか未だに一部の山では木々が生えずにいます。

今回の山は標高1,520mの低山ながら、過去の鉱山開発の煙害によって樹木が生えず岩肌むき出しの岩峰となっています。

松木川という渡良瀬川源流域に当たる川がこの岩峰下を流れていて、その名前を取って、岩峰は松木ジャンダルムと言われています。

そのほか別名、足尾ジャンダルムや日本のグランドキャニオンとか言われているそう。

この山域はコンパクトながら岩峰が連なり、近隣のクライマーがクライミングを楽しむ場所でもあります。

今回の目的は松木ジャンダルム確認、バリエーションルートで中倉山へ登頂することに決定し、スタートしたのでした。

アプローチは銅親水公園から

銅親水公園(あかがねしんすいこうえん)に駐車場がありますので、そこまでマイカーで行きました。

この山域は、個人的にマイナーな場所だと思っていたのですが、思ったより車が多く、10台以上停まっていました。全部で20台程度は駐車できそうです。

登山道から周辺の山へアプローチする人だけでなく、クライマーや沢登り、渓流釣りの人がこの駐車場を使うようで、多種多様な装備の人達がおりました。

この公園にはトレードマークとも言える堤防があって、大きな水音をたてて水が流れ落ちています。水が近いこともあって、周辺より涼しい感じがします。

木陰やベンチも整備されており、暑い時期では、水辺近くで涼むのも良いかもしれません。

公園の橋を渡ると売店らしき建物がありました。どうやらこの地域の歴史を展示している場所でもあるようです。朝早かったので開いていませんでした。

自販機やトイレもありましたが、朝早いとトイレには鍵が掛かっており、使えないようです。

歩き始めると、このような俯瞰図のような地図がありました。

今回は松木川に沿って遡行し、途中から松木ジャンダルムを直登、中倉山山頂を経て仁田元川と松木川合流点付近に降りてくるルートです。

途中、松木ジャンダルム越えのルートはバリエーションルートになりますので、道しるべ等はありません。地図読みとルートファインディングが大切になります。

本日は快晴でした。天候に恵まれて良かった。

松木川に沿って遡行するルートですが、途中までは写真のような河原を歩いていきます。

奥で河川工事を行っていますので、工事車両に注意して進みます。

松木川沿いを進んでいくと、「みちくさ」という小屋がありました。無人でした。

写真奥に少しずつ、岩峰が見えてきました。

ジャンダルム手前、工事関係の設備があります。トイレ有り。

松木ジャンダルム越え

松木ジャンダルム到着。見るからに険しい岩峰。要塞のよう。

松木ジャンダルムへの取付きは、適当な所から松木川を渡渉して、登っていきます。

上の写真だと、中央少し右にある岩のあたりから登っていきました。

松木ジャンダルムが近づいてきた。

今回の目的はロッククライミングではないので、岩峰は迂回していきます。

向かって右の方へ巻いていきます。

近づいてみると、脆そうな岩肌です。

一枚岩のところもありますが、板状に割れている箇所が多く、風化が進むと登れなくなるかもしれません。

足元にも落石したと思われる石が多く散乱しており、ガレガレで歩きにくい。

ジャンダルムを向かって右の方に巻いていきます。

写真中央から、ちょっと右の岩に弱点を探して登っていきます。

この場所は少し踏み跡がありますし、登ってみると残置の支点やフィックスロープが残されていました。

松木ジャンダルムからルートを探しつつ、岩を登ってきました。川がだいぶ下の方に見えます。

ルートファインディングがホント大切。

岩場だと、登った先で手詰まりになる場合があり、大変危険です。

何度か、登り返して行けそうなルートを探して登ってきました。

岩場を登り詰めると、人工物が出てきました。

かつてはきちんと手入れされて整備されていた様子が伺えます。

しばらく低木の間を登っていきます。

低木ゾーンが終わると開けてきました。

尾根のように見えますが、山頂はまだまだ先になります。

ここから先は展望の良い登りになりました。

山の形が良く判ります。すごい展望。標高2,000mない山とは思えない景観。

稜線に向かって急登を登りつめると程なく中倉山山頂に到着です。

山頂到着。

ちょうど、お昼頃になっていたので、山頂付近の適当な岩に腰掛けて昼食。お湯を沸かしてカップ麺とコーヒーをいただきました。

休日だったこともあり、20名以上の方が稜線付近にいらっしゃいました。

今回はパスしましたが、中倉山の先には波平ピーク、孤高のブナなどの名所?になっている地点もあり、インスタ映えを狙って若年層のカップルハイカーなども登っているようです。

下山は花の道

お昼も食べてたし、本日の目的は果たしたので、下山します。

今までの道のりでは咲いていなかったのがウソのように、下山路には色とりどりの花が咲いていて、足が止まります。

6月上旬のこの時期、色々な花が咲いています。

ただ、下山路については草が生い茂る時期でもある為、明瞭ではないです。

注意して下りてこないと道を外れる危険性もありますので、行かれる方は良く地図を見て下山して下さい。

下りてきた道を振り返る。だいぶ標高を下げてきました。

森の中に入ってしまうと、展望が無いうえに急坂です。

ゆっくり下りてきました。

さらに痩せ尾根を下山していきます。

写真の上部に道路が小さく写っています。あの辺りがゴール地点です。

急坂をひたすら下ると、井戸沢下流ダムの上部を通る林道に出ました。

ここからは平坦な道が続きます。ここまで来れば迷うことは無い。安心です。

林道を歩いてきました。水がきれいです。

松木川にかかる橋を渡ります。駐車地点の銅親水公園までは300mくらい。

銅親水公園帰着です。

朝7:50スタート、14:57ゴールでした。

ゴール後、銅親水公園でコーラを飲みつつ、ゆっくりしました。

この時点でも他の車はたくさん駐車されており、案外賑わっているのだと驚きました。

本日のまとめ

今回の目標であった松木ジャンダルム確認は果たせました。

中倉山は標高もそんなに高くなく、様々な花がよく咲いていて、展望が楽しめます。お花を見にデート登山などでも楽しめるのではないでしょうか。

地形や植生の変化に富んだ山行で、下山まで飽きることなく楽しむことができました。

今回はバリエーションルートで行きましたが、今後来るときは中倉山の先にある波平ピークや孤高のブナ、沢入山まで行ってみたいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

栃木県在住の週末ハイカー。 小学生の時に入っていたボーイスカウトが僕のアウトドア活動の原点です。 当ブログでは登山を中心にアウトドア活動の記録を綴っています。